こんにちは! わっしーです。
皆さん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
잘 지내셨어요?

今日は、僕が韓国語について調べるときに普段どうやって調べているかをお話ししようと思います。

ご存じの方も多いと思いますが、韓国には国立国語院という機関の定めた標準語があり、それに基づいた辞書が発行されています。
辞書の名前は『표준국어대사전(標準国語大辞典)』といいます。
1999年に初めて刊行されたときは、上中下巻の分厚く重い三冊で構成されていました。
僕も図書館にあるものをよく使っていましたが、単語一つ引くのも一苦労!
1dd1ad18f3824b36be530901e8edb360

しかし言葉の基準というのは、一度決めればそれで終わり……ではないですよね?
常に言葉の変化を観察し、時代に合わせて変えていく必要があります。
そのため国立国語院は、改訂版として、インターネット版の標準国語大辞典を2008年に公開しました。
このネット版は、一年に4回、少しずつ内容修正を行いながら、常にアップデートしていく辞書となっています。
こちらが、ネット版標準国語大辞典のURLです。 http://stdweb2.korean.go.kr/main.jsp
修正内容をまとめたPDFも公開されており、トップページの案内からたどって見ることができます。

実はHANAのホームページにも、標準国語大辞典の検索窓が設置されているんですよ! ちょうどこの右上の辺りです↗↗

僕が韓国語について調べるときは、まず「標準語ではどうだったかな?」ということを、この辞書を使って調べます。例えば、つづりや発音、漢字表記の基準について知りたいというときですね。
試しに、일주일という単語を調べてみましょう。
chuil
見出し語には일-주일と書かれています。間にハイフンがありますが、これは「分かち書きできない」ことを意味しています。
つまり、일 주일ではなく일주일と書かなければいけないということですね。
そのほか、発音が[-쭈-]と濃音化することや、漢字が「一週日」であることなどが分かります。

ネット版の辞書の内容は、NAVERの韓国語辞典(http://krdic.naver.com/)にも移植されています。
年4回の修正がNAVERの方に反映されるには少し時間がかかることもありますが、使い勝手が良いので、
僕は普段このNAVERの辞書を使って調べています。NAVERの辞書はスマートフォンからも見やすいですよ!
また、スマートフォン用の公式有料アプリもあります。「표준국어대사전 앱(標準国語大辞典 アプリ)」で検索すると、情報が出てきます。

標準語は、実際に使われている韓国語とは少し違う部分もあるものの、学習する上で一つの基準になります。
意味の解説を読むのは難しいという方でも、つづりや発音の確認などに使うことができますよ。
ぜひ、気になる単語を検索してみてください。