五味子茶

こんにちは、こまです。立秋を過ぎ暦の上では秋を迎えていますが、まだまだ残暑が厳しく、日中は外に出るのが億劫な日が続いていますね。汗をかきにくい体質の私はすぐ熱中症になるので、コロナによるテレワークに救われています。

韓国の伝統茶が好きで、夏に韓国に行くと必ず冷たい「五味子茶(오미자차)」を飲みます(もちろん仕入れもする)。ずっと韓国に行けずにいるので、今年も五味子茶は飲めなさそうだなと思っていたのですが、なんと五味子を分けていただく機会に恵まれました!

今回は皆さんに、大好きな五味子茶についてご紹介したいと思います。

五味子は、チョウセンゴミシの果実を乾燥させたもので、「酸味・苦味・甘味・辛味・塩味」の5つの味がするということが、その名前の由来となっています(中国人の友人曰く、小さい木の実を乾燥させたものを「子」で表すのだそうです)。

咳止め、口の渇き、消化促進、疲労回復などの効果があるので、夏バテ予防の手助けになりそうです!

5つの味を同時に感じるというより、口に含んでから時間差で味が変化したり、飲む人やその日によって違う味に感じられます。酸味や苦味を感じやすいため、韓国のお店で飲む時は、砂糖やはちみつなどで味が調えられていることがほとんどです。

五味子

【超簡単な五味子茶の作り方】1:3ぐらいの割合で水に入れて冷蔵庫で冷やして、きれいに赤い色が出たら濾す。また水に入れておくと3回ぐらい五味子茶が作れる。

中医学や韓医学にも深い関わりのある陰陽五行説では、5つの味に対応する5つの臓器があると考えられています。

先ほど「飲む人やその日によって違う味に感じられる」と言いましたが、これは味によって対応する臓器が変わってくるため、その日の体調でどの臓器が弱っているかにより、五味子茶を飲んだ時に強く感じる味が変わるといわれています。

【酸味】肝臓、胆嚢
・イライラ、喉のつまり、胸苦しさ、生理不順、眼精疲労、めまい、爪の荒れ、顔のほてりなど

【苦味】心臓、象徴
・動悸、寝汗、のぼせ、口の渇き、手足の冷え、不眠、疲労感、口内炎など

【甘味】脾臓、胃
・食欲不振、腹部の張り、下痢、軟便、むくみ、汗のかき過ぎなど

【辛味】肺、大腸
・息切れ、か細い声、汗をかきやすい、肌の乾燥、鼻づまりなど

【塩味】腎臓、膀胱
・頻尿、記憶力の低下、白髪、抜け毛、生殖器のトラブルなど

五味子茶

自家製の五味子茶で、残りの夏を楽しみます

ちなみに私は、酸味と苦味を交互に感じ、日によって甘味と塩味を感じますが、いまのところまだ辛味を感じたことはありません。このブログを書きながら、撮影に使用した五味子茶を飲んでいるのですが、今日は苦味が強いです。

一度涼しくなってからまた暑さがぶり返して自律神経が乱れたのか、ここ数日は不眠に悩まされています。それで苦味が強く感じたのかもしれませんね(私の場合、自家製の五味子茶は砂糖やはちみつは入れずにそのまま飲みます)。

残念ながら、日本国内で五味子は漢方などの医薬品としての使用のみと制限されているため、韓国のように五味子茶を手軽に飲むことはなかなか難しいですが、インターネットで韓国の五味子茶が手に入るようなので、皆さんもぜひ五味子茶で残暑を乗り切ってみてください!

<参考文献>
鎌倉薬膳アカデミー『中医薬膳営養士コーステキスト 中医基礎理論』
곽준수, 김영아『자연을 담은 건강꽃차 한방약차』