こんにちは! やっとコートを脱いで、春のお洋服が着られるかな?と期待していた矢先、今日は冬に戻ったかのような寒さですね。

ここのところ更新をさぼり気味だったのですが、またこつこつとトゥッペギを使ったレシピをアップしていきますので、よろしくお願いします!

さて、4月と言えば歓迎会の季節。仕事の仲間や、学校の友達と、おいしいご飯を囲んでお酒を飲む機会も多いのではないでしょうか?  あまりにも楽しくて、ついお酒が進んでしまうのですが。皆さんはいかがですか? 胃腸に優しくない、この季節、ぜひお勧めしたい韓国のスープがあります。
 

今日、ご紹介するスープは、「プゴク(북어국)」という、干しダラのスープです。プゴ(북어)とは、スケトウダラを開き、海風にさらして干したもの。高たんぱく、低カロリー、そしてアミノ酸が豊富なので、韓国では、二日酔いに効果抜群と言われています。プゴクは家庭ではもちろん、食堂でも定番メニューで、二日酔いのサラリーマンが朝食にプゴク定食を食べる姿も見られます。

また、お酒を飲まない人にもうれしい効果が。プゴには、各種ビタミンやカルシウムが豊富なので、美肌効果があるともいわれ、また、ダイエット時の食事にも最適なんですよ。

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このプゴ、韓国現地のスーパーか、日本では韓国食材を扱う専門店でしか手に入らないかと思っていたのですが、先日、全国展開している大手輸入食材店「カルディ」のエスニックコーナーに置いてあるのを見つけ、大変びっくりしました。韓流のおかげで、プゴが近所で買えるようになったんだと、感無量。みなさんも見つけたらぜひお手にとってみてくださいね!
 

「プゴク」のレシピ

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いたって簡単。干しダラを水に戻し、大根やねぎなどの野菜、それにお豆腐と一緒に煮込んだら、卵でとじて出来上がり。さっそく詳しい作り方を見てみましょう。
 

<材料>
プゴ                      30g
大根                     100g
豆腐                     1/4丁
生青唐辛子           1/2本
生赤唐辛子           1/2本
ねぎ                     1/3本卵
ごま油                  大さじ1/2
塩                        適宜
水                        400ml
昆布                     2枚(4cm×4cm)

卵            1個

◆ヤンニョム
みりん                  大さじ1/2
しょうゆ                 大さじ1/2
ごま油                  大さじ1/2
塩                        少々
 

<準備>
1:ボウルに水400mlと昆布を入れ、一口大に裂いたプゴを入れ30分置く。
2:ヤンニョムをトゥッペギに入れて混ぜ合わせておく。
3;大根はいちょう切り、ねぎは小口切り、赤・青唐辛子は種を除き、細切りに、豆腐は1cnほどの角切りにする。
 

<作り方>
1:水に戻したプゴの水気をよく絞り、トゥッペギに入れたら、素手でよく揉み、ヤンニョムをなじませる。
2:中火にかけて、プゴを香ばしい香りがするまで炒める。大根を入れたら、ごま油大さじ1/2を加え、大根の表面が透き通るまで炒める。
3;トゥッペギに、準備1でプゴを戻した昆布出汁を注ぎ入れ、灰汁を丁寧に取り除きながら10分間煮込む。
4:塩で味を調えたら、溶き卵をまわし入れ、ねぎと唐辛子入れる。火を止めて余熱でねぎに火を通し完成。
 

 

お野菜は定番の大根とねぎを使いましたが、もやしやにんじん、ほうれん草など、冷蔵庫に残っているお野菜を入れても大丈夫。韓国の家庭では、その日残っている野菜を入れて、冷蔵庫掃除も兼ねて作るお手軽スープです。
 

干しダラから、いい出汁が出て、胃に染み渡ります。飲みすぎた翌日や、食べ過ぎた翌日に、ぜひ食べていただきたいですね。
 

それでは、また来週お会いしましょう! 

 

              
                                                                                                                          松島 彩
 

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