みなさん、こんにちは。
HANAがある飯田橋は、昼過ぎからちょっとずつ気温が上がってきています。春の到来を感じさせる陽気で、今日は窓際がずいぶん明るいです。
そういえば、韓国は先週金曜日3月2日が始業式。日本と違って3月に新学年が始まるんです。多くの人にとって新しい環境での生活が始まる時期とあって、ソウル気温8度と日本に比べるとまだまだ寒いですが、なぜか気持ちが軽いです。
今日はそんなソウルからHANA現地スタッフが韓国の原書を紹介します。
今時の韓国の若者たちの心に響いている本が、金蘭都(キム・ナンド)ソウル大学教授の『아프니까 청춘이다(つらいから青春だ)』。
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今、多くの若者たちは不安を抱え生きています。受験競争に加えて、学費は高いし、大変な思いをして大学を出ても就職するのは難しい。大学進学率が80%を超える韓国の状況は、彼らの競争心をさらに仰ぎたて、そして絶望の淵へと追い込んでいます。思い通りにならない世の中で、自ら命を絶つ若者も少なくありません。しかしここに、彼らに伝える心温まるメッセージがありました。それが韓国の若者たちの間で今や必読ともなっている『아프니까 청춘이다』です。
内容の一部を紹介しましょう。
「그대 좌절했는가? 
 君、挫折したの?
 친구들은 승승장구하고 있는데 그대만 잉여의 시간을 보내고 있는가?
 友達は成功を遂げているのに、君だけが無駄な時間を過ごしているのか?
 잊지 마라.
 忘れるな。
 그대라는 꽃이 피는 계절은 따로 있다.
 君という花が咲く季節は他にある。
 아직 그때가 되지 않았을 뿐이다.
 まだその時が来ていないだけだ。
 그대 언젠가는 꽃을 피울 것이다.
 君もいつかは花を咲かせるだろう。
 다소 늦더라도, 그대의 계절이 오면
 多少遅くとも、君の季節が来れば
 여느 꽃 못지 않은 화려한 기개를 뽐내게 될 것이다.
 どの花にも負けないきれいな花を咲かせるだろう。
 그러므로 고개를 들라.
 だから頭を上げろ。
 그대의 계절을 준비하라.
 君の季節を待て。…」
このように、時に温かく、時には厳しく、彼らよりも多少なりとも長く生きている人生の先輩らしく、若者たちに伝えたい言葉がこの本に込められています。もちろん、若者だけでなく失敗を経験して落胆している人にも、ぜひ読んでほしい本です。
手紙のようなエッセーのような文体で、比較的平易に書かれているので、韓国語の本を原書で読んでみたいという学習者の方にもお勧めです!